リサーチプラスは、ネットユーザー300人に対して、「インスタントメッセンジャー(略称:IM)ソフト」についての調査を行い、その結果を発表した。
IMとは、インターネットに接続したPC間で、文字によるやりとりをリアルタイムに行えるサービスのこと。但しメッセージのやりとりは同じソフトを利用する事が前提となっている。
この調査によると、現在IMを利用しているネットユーザーは50.9%と約半数。その内訳として、利用しているIMソフトは、「MSNメッセンジャー」が最も多く24.3%、次いで「Yahoo!メッセンジャー」21.6%で、大きく離れて「ICQ」3.0%、「AOLインスタントメッセンジャー」1.5%などと続く。なお、その利用用途では、「友人とのやり取り」62.7%がトップを占め、「家族とのやり取り」9.6%、「仕事関係者とのやり取り」「恋人や配偶者とのやり取り」各9.0%、「新しい出会いを求めて」7.2%のほか、「情報収集」を挙げる声もあった。
また、利用中のIMにおける現在の登録人数としては、「1人〜5人」としたユーザーが67.9%で、次いで「6人〜10人」13.4%、「11人〜20人」8.2%、「21人〜30人」「31人以上」各5.2%という結果に。この事から、IMでの登録人数は「1人〜5人」が平均的な数といえることがわかる。
」12.7%、「携帯との連携」8.3 %などが挙げられたが、「1対1でメッセージのやり取り以外利用したことが 無い」ユーザーも16.6%存在していた。
IMは、基本的には1対1もしくは複数の、知り合い同士のコミュニケーショ ンに利用できるもので、通常インターネット上で提供されている各種サービス に比べて極めてプライベート性が高く、初心者でも簡単に利用可能なツール。 このことからか広告等の収入源があまり見込めず、フリー(無料)で提供する 場合は、完全にユーザーに対する付加サービスとして取り扱われている場合が 多い。つまり、提供する企業側からもサービスイン以降積極的なアナウンスが 行われていないケースも多く、それがIM未使用ユーザーの「インスタントメッ センジャーがどんなものか知らない」といった声につながると推測できる。し かし現在、半数のユーザーは既にIMを利用しており、今回の調査では数は少な かったがビジネス面でIMを活用しているという声もあったことから、潜在的な ニーズも含めてIMに対する利用意向は予想以上に大きい事がわかる。