リサーチプラスは、ネットユーザー300人に対し、インターネットへの接続環境と接続端末についての調査を行い、その結果を発表した。
これによると、職場/自宅問わず現在利用しているPC台数は「1台」であるユーザーが最も多く45.0%。次いで「2台」36.3%、「3台」10.3%と台数が増えるにつれ利用率は少なくなるが、「6台以上」になると男性の利用率のみ上がる。男女を比較すると2台以上の場合、男性にくらべ女性のほうが利用率が低くく「6台以上」とする女性は男性の約1/10である事がわかった。
なおPCの所有台数では、「1台」57.3%、「2台」25.3%、「3台」7.0%などとなっており、こちらも女性では2台以上の所有率は低い。また「0台」つまり「所有はしていない」とするユーザーも全体の5.7%存在している。
PC以外で所有している、インターネットに接続できる端末を複数回答可で尋ねたところ、やはり「ネット対応携帯電話」がトップだったが、その割合は59.4%。その他では、PS2やゲームキューブ、XBOX等の「ネット対応ゲーム機器」が合わせて8.6%、「Lモード対応電話機」2.6%となっているが、「所有していない」ユーザーも21.7%を占めた。
また、それらの中で週に1回以上ネット利用しているものの上位は、「ネット対応携帯電話」53.8%、「ネット対応ゲーム機器」2.5%、「ネット対応ハードディスクビデオ」1.6%、「ネット対応テレビ」「ネット対応PDA」各1.3%。「Lモード対応電話機」は所有率に比べ利用率は0.63%と非常に低くなっている。
しかし「次に購入したいネット対応製品」を尋ねたところでは、既に所有者が多いためか「ネット対応携帯電話」は15.7%。対して「ネット対応テレビ」が台頭してきて21.0%を占めたほか、「ネット対応カーナビ」18.7%、「ネット対応PS2」17.0%、「ネット対応ハードディスクビデオ」11.0%で、地上派デジタル放送を意識してか、テレビに関するニーズが非常に高い。
またこれらの結果を見ると、「ネット対応でないものは既に持っている」と考えられるモノが多く、積極的な購買に結びつくかは難しいところと言える。